That's me,too.

京都出身、東京都狛江市在住の社会人19年目。2児の父。

ドイツ3日目、凡愚の典型的事例。

この日もミュンヘン観光。
朝もゆっくり起床し、のんびりケータイでイントロクイズなんて馬鹿なことしていると、あっという間に9時。
ホテルの朝食も食べずに、慌てて外出。
ちなみに8時半からは、シャーマンキングを放送していたことも追記しておく。

朝食はミュンヘン中央駅の売店で、ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)をさっと食べる。


プレッツェルと、甘めのマスタード付き。
皮をむいて、中身だけを食べるものらしい。
お腹もふくれたし、昨日と同じように新市庁舎のあるマリエン広場の方へ行ってみる。
1860ミュンヘンのファンショップにも行ってみようと思ったら・・・さすがドイツ。
日曜日ということで休業。
周りの店も休業が多い。
ショッピングはあきらめ、レジデンツに向かうことにする。
途中の道で、またオクトーバーフェストのパレードにぶつかり、しばらく見物。
むしろ、道路を横断できなかっただけ。

そしてレジデンツへ。
まずは博物館を見学。
説明が全く読めず、早めに出る。
音声ガイドも、見栄を張って英語のを借りたけど無駄に。
そしてレジデンツ本体へ。
様々な種類の、豪華な内装の部屋に圧倒される。
中でも印象深かったのは、アンティクヴァリウム。

文化の違いを味わうのも大事だなあと実感。
レジデンツを出たのは、昼12時半すぎ。
トイレに行ったHを待つ間、あまりに気持ち良かったから中庭のベンチでウトウト。
無用心だと警告される。
そこから少し歩き、カフェ・ルイポルトで休憩。
チーズクリームのタルトとコーヒーを注文。

14時、ミュンヘン中央駅。
ここで大学時代の友人F達と合流。
出発前に、Fも同じ日にミュンヘンに行くことが分かり、一緒にオクトーバーフェストに行くことにしていた。
オクトーバーフェストの会場までは徒歩で15分ほど。
会場は、想像以上の大きさ。
いくつもビールのテントが立ち並び、移動遊園地のアトラクションもかなり大掛かり。
露店もかなりあって大混雑。
適当に空いている席を見つけ、さっそくビールを注文。
しかし、酒に弱い私。
それ以上に弱いH。
これから出てくるビールに備え、日本から持ち込んだウコンの力を飲んでおく。
そしてビール登場。
ビールジョッキがでかけりゃ、プレッツェルもでかい。

これで9ユーロくらい。
日本で、仕事でやりとりのあるドイツ人に「オクトーバーフェストへ行く」と言ったところ、「飲めるの?」と心配されていた。
それでもちゃんと飲み干す。
隣のテーブルのドイツ人とも大いに話す。
拙い語学力でも会話は成り立つ。
ところで、やっぱり生のドイツ語に触れることは大切です。
「シャ●セ」の正しい使い方を見事に覚えた。
例;「HSV、グート。バイエルンミュンヘン、シャ●セ」
海外移籍したサッカー選手が、悪い言葉から覚えるとよく言っているけど、正にその通り。
そんなことをしている内に、酒が全くだめなHが、もう限界だとホテルに戻る。
自分も途中からの意識がかなり怪しい。
そろそろ移動するかと、F達と席を立ち2件目へ。
2件目でもビールを注文し、ウェイトレスさんにお金を払おうとすると、「あれ・・・財布は?」
バッグの中に財布が無い。
慌てて先ほどの店に向かう。
すでに30分くらいは経っているし、違う人達が座っている。
事情を説明して(説明したというか、電子辞書を指差してLOST!!と言っただけ)、テーブルの下まで探させてもらう。
でも無い。
一度2件目に戻って、Fにもう一度付いてきてもらい、よーく探す。
やっぱり無い。
会場事務局にも届いていない。
どこにも無い。
意気消沈。
とりあえず、財布を悪いやつが拾ったら大変と、ケータイでクレジット会社に電話しまくる。
こんな時に限って、カードを4枚も入れていた凡愚は私。
Fたちが、ドイツ人達と談笑する中、必死に日本へ電話をかけ続ける。
「トラベルの語源はトラブル」を信じている自分でも、さすがに予想外の展開。
2件目を出て、フェストの会場を少し回り、19時頃ホテルへ帰る。

ベッドには酒にやられたH。
夕食を食べに行く気力もなく部屋でぐったり。
スーツケースに残された残金を数えたり、明日からの生計について考えを巡らす。
22時すぎ、Hを部屋に残し、駅へ明日の電車の時間を調べに行きがてら、ホームの売店でピザを買い一人で食う。
こんな日本から遠く離れた場所で、一人ピザを食うという状況は不思議な感覚。

この日もこれで終了。