That's me,too.

京都出身、東京都狛江市在住の社会人17年目。2児の父。

ドイツ4日目、これくらいのトラブルなら笑い話に。

さて、明けて9月21日。
ノイシュヴァンシュタイン城へ日帰りで行くため、朝5時に起床。
ミュンヘンHbf6時14分発の電車を目標に準備。
でも微妙に出発が遅れる。
結局、その電車には乗れず。
次の列車は、6時51分。
また朝食を駅のホームで買う。
やっぱり焼ソーセージ。
そしてHがペットボトルをゴミ箱に捨てようとしていると、一人の紳士が何やら警告。
「怒られてる?」とか思ったけど、どうやら違う。
理解できないでいると、「こっち来なさい」という感じで駅のあるコーナーに。
そこにはペットボトル回収機。
ペットボトルを入れると、デポジット金が25セント返ってくる仕組み。
これを言いたかったらしい。
ドイツ人は、旅行者に優しい。
51分、ミュンヘンHbfを出発。
車内でKICKERを読んだりして過ごす。
途中、Kaufbeurenで乗り換え。
約50分の待ち時間を、駅前をぶらついたりキオスクをのぞいたりして過ごす。
駅前には、サッカーのコートが。ちゃんと芝生。

ようやく、乗り換えの列車が到着。
これでFüssenまで行けるぞと思ったら大間違い。
Hと「まさか逆方向の列車なんてことないよなぁ」なんて言い合っていたら・・・
期待通り、列車はFüssenと逆方向へ発車。
まさかの乗り換えミス。
列車は、つい1時間前にも通った風景の中を進んでゆく。
約15分後、次の停車駅Buchloeで飛び降りる。
そしてもう一度Kaufbeurenに戻ろうとすると、反対のホームにちょうどFüssen行きの列車が!
慌ててホームの移動をするが、無情にもFüssen行きは発車。
とりたてて何も無いBuchloe駅で待ちぼうけをくらう。

それから待つこと20分。
ようやく列車が。
2度目の正直で、ちゃんとKaufbeurenで乗り換え成功。無事にFüssenへと到着。
最初の予定では、8時半には着いている予定だったのに、結局11時前。
駅前からバスに乗り換え、ノイシュヴァンシュタイン城へ。
駅前のバス乗り場は、日本語ばかりが聞こえてくる。
バスで10分ほど走ると、城のふもと。
バスを降りると、山の上にお城が!
チケット売場に並ぶ。
申し込めたのは、今から約1時間後の城内ツアーということで、城までの道を徒歩で行くことにする。
他の交通手段は馬車等。
城までの道すがら、馬からの落し物が点在。
臭い。
30分も坂道を登ると、城に到着。
現れたのは、本物のノイシュヴァンシュタイン城。
学生時代、旅行業務の資格試験を受けた時、なかなか名前を覚えられなかったノイシュヴァンシュタイン城。
まさか、ここに来ることになるとは思っていなかった。
前日Fの友人が、「今改修工事中で、工事の幕がかかっているらしい」と言ってたけど、正面のこちらからは大丈夫。
12時35分、ガイドツアー開始。
今回は、ちゃんと日本語の音声ガイドで安心。
中世の雰囲気だけども、建てられてから100年ちょっとということに驚き。
そしてルートヴィヒ2世の生涯にも興味をそそられる。
こんなことなら、予習をしておけばよかったと後悔。
城の内部は写真撮影禁止だったのが残念。
ルートヴィヒ2世が、何を考え、何を表現しようとしたのか考えながら進む。
窓の外は天気も良く、湖と山が見えるのどかな風景。
約1時間でツアーは終了。
土産物コーナーでは、バイエルン州の紋章が付いたVictorinoxのナイフを発見。
買おうかどうか、かなり真剣に悩む。
しかし、財布を落としたことによる財政難で、泣く泣く諦め。
城を出て、マリエン橋へ。
ノイシュヴァンシュタイン城は、ここからの眺めが一番良いらしい。
しかし、ここから見える方向が工事中。
残念。

マリエン橋からの風景も一応見たし、山道を急いで下り、駅へと向かう。
そして15時前の列車でミュンヘンへと戻る。
今度は安心の直通列車。
「乗り換えがないと、安心できる」と眠るH。
2人とも寝てしまうことが怖いらしい。
財布を落とすと、こんな場面でも信用が・・・
16時半、ミュンヘンHbfに到着。
なぜ急いでミュンヘンに戻ってきたかというと、1860ミュンヘンのファンショップへ行きたかったから。
ろくに昼食を取ってなかったから、駅前で今回の旅初めてのケバブを買い、食いながらミュンヘンの街を歩く。
マリエン広場へ向かう途中、ショーウィンドウにサッカーのユニフォームが展示してある店を発見。
店内へ入ってみる。
するとその店は、ブンデスリーガのユニフォームの品揃えが豊富な夢のような店。
買うつもりは無かったけど、セール品なんかも見ていると欲しくなってくる。
結局シャルケのAwayユニを購入。
続いて1860ミュンヘンのファンショップへ。
ここでの目当てはハンガリー代表GKのガボール・キラーイグッズ。
前日、キラーイが現在1860ミュンヘンに所属していることをたまたま知る。
これはもうグッズを探すしかないと。

ちなみに、ガボール・キラーイについて。
キラーイの特徴は、そのプレー姿。
灰色のトレパンを履いてゴールマウスを守る、ハンガリー代表の守護神。
Gabor Kiraly - Google 検索

店内に入り、店を物色。
キラーイのタオルマフラーや、Tシャツがあれば・・・と考えてたけど無い様子。
思い切って店員に質問してみることに。
「何かキラーイのグッズはありますか?」と聞いてみる。

「I like Gabor Kiraly・・・」と言い始めたその刹那、店員の姉ちゃんは「No,SOLD OUT!!」と言いながら片足をひょいと持ち上げ、太ももをパンパンと叩く仕草をする。
その仕草から直感的に「トレパンが発売されていたのか!?」と感じる。
しかし、その場では語学力の問題で聞けず。
普通の1860ミュンヘンユニフォーム(Home)だけ購入。
ちなみに帰国後に調べてみたら、予想通りトレパンを売っていた。
Startseite - TSV 1860 Fanshop
これは欲しい!
話は戻ってミュンヘン
結果的には、バイエルン・ミュンヘンのと合わせ、ユニフォームを計3着も購入することに。
これは予定外。
ホテルの部屋で、それぞれのユニフォームに着替えて写真に撮るなどと、恥ずかしい行動をする。


その後、ホテルからオクトーバーフェストの会場へ。
目的はビールではなく、もちろん財布探し。
前日も訪れた、会場事務局で探してもらう。
やっぱり無し。
その隣の警察コーナーへ。
見つからないかと、一応届出を出す。
しかし、対応してくれた若い警官は、英語が苦手な様子。
お互い、ぎくしゃくした英語での会話。
財布の中身を聞かれて、「クレジットカード4枚と・・・」と言うとひどく呆れていたのを見逃さなかった。
そりゃそうだ。
届出に住所も記入。
市・区・町名と書いていくと、「通り名は?」と警官。
友人Hが「日本の住所には通り名が入らない」と説明するが、警官は「家はどこに建つんだ」と納得できない様子。
仕方なく、京都の実家の住所を記入。
文化の違いを感じた一瞬。
無事に届出も出し、ホテル戻る。
友人F達のホテルも近所だったから、合流し、一緒に夕食。
この日はザルツブルクに、日帰りで行ってきたらしい。
そして、デメルザッハトルテを食べたと。
しかも、たまたま入った店がデメルで、デメルがどういった店(ウィーン王宮御用達)か知らなかったらしい。
運がいいというか、何と言うか。
F達と別れたのは夜22時半すぎ。
ホテルに戻ると、いつも通り眠気が。
財布はやっぱり見つからなかったけど、ぼちぼちな1日だった気がする。