That's me,too.

京都出身、東京都狛江市在住の社会人19年目。2児の父。

仏教徒というより、美術品ということで。

前から行きたかった、東京国立博物館の阿修羅展へ。
気が付けば、明日が最終日。
仕事を慌しく切り上げて、上野へ向かう。
いくら週末だと言っても、閉館1時間前ならそんなに混んでいないだろうという予測は脆くも崩れ去る。
切符売場には20分待ちの表示が。
ゲートをくぐると、平成館の前には長蛇の列。
ようやく館内に入れても、やっぱり展示品の前には人だかり。
音声ガイドも借りたから、じっくり見ようと思ったけど、それも叶わない。
出土品のコーナーを過ぎ、十代弟子像・八部衆像の展示へ。
教科書で見たことある像もある。
中でも五部浄には、思わず視線を奪われる。
その姿、表情に反応したのかな。
そのコーナーを抜けると、いよいよ阿修羅像の展示。
その独特な姿に、思わずハッとする。
写真で見るのと印象が随分違う。
でも、大きく手を広げ立っている姿は、そこだけ異空間のよう。
今回の展示では、阿修羅像の周囲をぐるりと見られるけれども、個人的には向かって右斜め前方から見る姿が一番気に入った。
その角度が、一番阿修羅像の空間的な広がりを味わえるというか、迫力を感じられる。
その後、鎌倉時代の四天王像なども観賞していると、閉館時間になってしまった。
記念にポストカードを3枚購入。


それにしても、一応仏教徒だというのに、仏教のこと何も知らないなとつくづく思う。
その辺りの知識があれば、もっとこういった展示を一層楽しめるのに。
それでも阿修羅像には素直に感動できた。
仏像ブームと言われて長いけど、それも理解できる。
必要最低限は勉強してみようか。